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「Do you have the time? 」はナンパのフレーズ?時間を訪ねる時は要注意

  What time is it?   みなさん、この英語は耳にしたことがありますよね。 言うまでもなく「何時ですか?」と時間を尋ねる表現です。

英語を習い始めたばかりの時、「What time is it?――It's ten thirty.」などのようなやり取りはコミュニケーション英語の定番の表現です。

しかし、この表現は、使う場面を間違えてしまうと失礼になってしまうこともあるのです。 今回は、この時間を尋ねる際の英語表現をご紹介したいと思います。    

 

Do you have the time? と言われたら、ナンパ?

  さて、突然ですが、この英文はどんな意味でしょうか?  

Do you have the time?   文法的には難しくありませんよね。  

直訳すれば「あなたは時間を持っていますか?」になります。

となれば、おそらく多くの人が「時間がありますか?」などのように、「今、暇があるかどうか」を尋ねる表現だとお思いでしょう。

男性から女性へ声をかけるとなると、ナンパとも取れる言い方かも知れません。

ですが、それは大間違いです。

これは「時間が分かりますか?」という表現なのです。

なんでそうなるの? と思ってしまいそうですが、実は「time」に「the」をつけることによって、「時間」という抽象概念ではなく「時計」という具体的な「物」を意味するようになるのです。  

ですので、「Do you have the time?」を直訳すると、「時計を持っていますか?」という意味になり、要は少し遠まわしに「何時ですか?」と尋ねる表現になります。  

 

「Do you have the time?」と「What time is it?」どう使い分ける?

  しかし、ここからこんな疑問も生まれるでしょう。  

Do you have the time?」と「What time is it?」の違いは何なのだろう?  

結論から言ってしまえば、前者の方が丁寧で、後者の方がくだけた言い方です。 日本語で考えてみると分かりやすいはずです。  

遠まわしの表現の方が丁寧だったり、不躾な感じがしなかったりしますよね。 例えば、閉め切った部屋にいる時に窓の方を見て「暑いですね」と言えば、遠まわしに窓を開けて欲しいと言っていると考えられますが、ここで「窓を開けて」と直接的にいうよりは、「暑いですね」の方が柔らかい印象になります。  

そういう点は英語も同じわけです。  

知り合いではない道行く人が、時間が分かるものを持っているかどうか判断がすることはできません。 そんな相手に「What time is it?」といきなり聞くと、不躾で失礼に聞こえてしまうのです。

そういう場合は「時計を持っていますか?」とワンクッション置いた質問の仕方の方が、丁寧なのです。    

 

「the」があるかないかで全く違った意味に!

  ちなみに、ご紹介した表現から「the」を取り除いた表現も存在しますが、全く別の意味になります。  

Do you have time?   これは、はじめに考えた「時間がありますか?」という意味になります。  

「the」が入るか入らないかで、こんな違いが出てくるんですね!

間違えると、時間を聞くつもりがナンパしたと思われてしまいます。  

注意しなくてはなりません。    

 

アメリカとイギリスでは時間の尋ね方が違う!

これまでご紹介してきた英語の時間の尋ね方は、実はアメリカ英語に特化したもの。

イギリスでは、また違った表現が使われています。  

まず、こちらの英文をご覧ください。  

Have you got a book?   「have」が文頭に来ているので、現在完了形かと思いきや、何と「Have you got~?」はアメリカ英語の「Do you have~?」に相当する言い回しなのです。

ですので、この英文は「本を持っていますか?」という疑問文になります。

それが分かれば、時間の聞き方も簡単ですね。  

Have you got the time? (時計を持っていますか?=時間が分かりますか?)   となります。同じ英語なのにアメリカとイギリスでこんな違いがあるなんて、驚きですね。

このように、日本でよく知られている英語表現が、実はネイティブの間ではあまり使われないケースはたくさんあります。

そういうことを覚えていければ、ネイティブの人とスムーズなコミュニケーションが取れるようになるはずです。  

フィリピンで就職を決めた理由。海外就職活動の報告

2016年にオーストラリアのTAFEで1年間Web開発の勉強を終えた後、オーストラリア就職の夢を叶えることが出来なかった私は、日本に帰るか、もしくは海外で仕事を探すかの選択に迫られていました。

しかし2016年末の日本は不景気で、日本で希望する仕事が見つかるか心配だった為、在学中の時からオンラインで仕事探しを行いました

 

海外で就職活動した結果

日本の就職活動は日本国内に在住しないと難しいので日本の会社には応募できなかったのですが、とりあえずアジア各国の生活情報掲示からWebデザインなどの求人に応募しました。

>>海外に住む日本人の掲示板

結果、バリの会社(観光会社の社内Webデザイナー)、シンガポールの会社(ECサイト制作のWebデザイナー)、フィリピンの会社(ECサイトの社内Webディレクター)、の3社からオファーを頂きました。

3社も受かってラッキーだったと思いましたが、今思えばこの3社は多少怪しい会社だったので未経験に近い自分のような者でも内定を頂けたのかなと思います。

 

オファーをもらった3社の業務内容と職種

まずはバリの会社ですが、ここは完全なWebデザイナーの職種で、入社すればWebデザインの経験を積むことができるかなと思いました。

しかし労働条件が「1年目手取り10万、研修期間手取り5万、週休1日」という過酷な労働条件でした。

「頑張れば頑張るだけ昇給する」とは言われましたが、ほんとかな~という感じでした。

シンガポールの会社は、月給3000ドル、職種もECサイト制作と、なかなか良いと思ったのですが、制作するECの内容が怪しい商品を販売するサイトだったのです。

ズバリ言うと、日本で認可の下りていない「新薬」を海外からECサイトから販売すると言ったものでした。ネットで調べると、いろいろと悪い噂が出てきたのでここもお断りさせて頂きました。

フィリピンの会社は平行輸入品をECサイトで販売するという、こちらも褒められた内容の仕事ではありませんでした。

そこの職種はWebディレクター / Webマーケティングでしたが、最終的にここの会社に就職しました。

海外のIT企業というのはけっこうグレーな事業をしている会社が多いのかもしれないですね。

 

 

フィリピンで就職するメリット

私が思う、フィリピンで就職するメリットについてですが、一つは若くしてマネージャー職が経験できるという事です。

自分の会社では、Webデザイナー、グラフィックを統括する立場としてWebサイトのディレクション業務を経験させて頂けた事は自分にとって良い経験になったと思います。

逆にデメリットは、実力もないのに管理職を経験してしまう事によって、天狗になってしまいがちな事ですね。

後は、ビジネスのスキルを磨く環境としては日本より劣るという所ですね。

海外ではおもしろい人は多いですが、やはり日本で働いていた頃の方が、実力のある方と巡り合う機会が多かったと思います。


>>フィリピンの仕事・求人情報まとめ。マニラで現地採用へ転職した経験談

 

海外の中小企業で働く際に気をつける事

「お給料は頑張れば頑張るだけ昇給する」という言葉はあまり当てにしない方がいいと思います。

チャンスがあるとすれば入社前と退社覚悟で交渉する時くらいでしょうか。。

もちろん景気のいい会社は別でしょうが。。

>> 転職の年収交渉はいつする? 給与交渉で希望年収・給料を獲得するために

 

 フィリピンで安い人件費を活用するメリット

フィリピンには優秀で賃金の安い人材が多いと聞いた事がある人も多いかもしれません。

>>アジア・オセアニア各国の賃金比較(2018年5月)

私がWebマーケティングという業種を経験するに当たり、一つ頭に思い描いていたことは、フィリピンのプログラマーやデザイナーをうまく使ってWebサイトを安価に制作できれば、日本の会社に太刀打ちできるのでは、という事でした。

実際に経験してみた感想ですが、やり方によっては可能だと思います。

ただし、今はWebサイトが簡単に作れるサービスもどんどん登場しているし、クラウドソーシングなどで安く海外に外注もできるので、フィリピンにわざわざ来て、フィリピン人を選ぶ必要もないのかなと思います。

それから、英語のサイトと日本語のサイトのデザインの違いを矯正しなければならない事も一つの問題です。

個人的な感想ですが、簡単なWebサイトのようなデザインがある程度重要視されるタスクではメリットが薄いような気がします。

プログラミングをフルに使うサイトなどでは別でしょうが。。

ただ、デザインは日本人が作ってHTMLのコードだけ組んでもらうとかであれば全然OKですね。

まあその場合はインドとかバングラディッシュとかのコーダーの方が安いかもしれませんが。

簡単と思いきやそうでもない? 「愛」を伝える様々な表現を、恋愛映画『ジュリエットからの手紙』からご紹介!

  中学校や簡単な英会話レッスンでも紹介されていて、多くの人が簡単に英語で言えると思っている表現はたくさんあります。

しかし、そういう言葉にも、実は別の言い方が存在したり、ちょっとしたニュアンスの違いによって使い分けたりしなくてはならない場合があります。 例えば、この2つ。

Nice to meet you.   Nice to see you. 

どちらも誰かに会った時に使う挨拶表現です。  

しかし、明確な違いがあります。「meet」は中学生の時に習ったように初対面の相手に対して使いますが、「see」は以前も会ったことがある人物にまた出会った際に使う表現です。

ですので、後者の「Nice to see you.」は文末に「again」を付けることが多いです。   このような似た表現、そしてその使い分けは、誰もが簡単に言えると思っている「愛している」という言葉にもあります。

そこで、今回は愛を伝える表現について、映画のセリフから考えてみたいと思います。    

 

興味深い告白の表現を、映画『ジュリエットからの手紙』から

さて、みなさんは誰かに愛を伝える際、どんな英語を使うでしょうか? おそらくほとんどの人が「I love you.」と答えるでしょう。

もちろん、これは正しく、またよく使われる表現です。

しかし、実は別の、より恋人同士の深い愛情を表現する言い方があります。      

興味深い告白場面が『ジュリエットからの手紙』という映画でありました。

この映画は、イタリアで実際に行われているイベント「ジュリエットレター」を題材にした作品です。  

「ジュリエットレター」とは、世界中から寄せられる恋愛相談に、「ジュリエットの秘書」と呼ばれる女性たちが返信するというものです。

この映画では、ある女性が50年前に出会った男性との恋について綴った手紙へ返信を書いた主人公が、その女性のかつての恋人を探すという物語になっています。  

この女性には孫がいて、その孫と主人公の間にロマンスがあります。

そしてラストで、彼は主人公に愛を伝えるのです。その時のセリフが以下のものです。  

I am madly, deeply, truly, passionately in love with you.

  ここには2つのポイントがあります。    

 

はじめてのチュウ』の歌詞にも登場する「be in love with you」の意味

  まず1つ目。「madly, deeply, truly, passionately」と、かなり副詞が多いのですが、これらの副詞を全部取り去り、シンプルな表現にするとこうなります。  

I am in love with you.

  ここで使われている「be in love with you」という表現は、アニメ『キテレツ大百科』のエンディングテーマ『はじめてのチュウ』の歌詞にも出てきますね。      

意味は「君に恋している」、「君が好き」となり、ほとんど「I love you」と変わらないようにも感じられます。

しかし、明確に差があります。 「I love you」は恋愛関係以外でも、家族愛や友情などを表現する場合に使えますが、「be in love with you」は恋愛関係でしか使いません。 それゆえ、「I love you」よりも強い恋心を表すのに最適です。      

 

べた惚れであることを伝える「madly in love」

次に、「madly in love」という表現。

これは、慣用表現としてもよく使われるものです。 「メロメロ」、「死ぬほど好き」のような「べた惚れ」的なニュアンスの言葉で、こちらも強い恋心を表現するものです。

映画のセリフでは、この慣用的に使われる「madly in love」という表現を元に、「madly」からさらに強い意味の副詞を続けて、「in love」へと繋げているのです。      こうして考えると、この告白の言葉がどれほど強い思いのこもったものだか分かります。

もともと強い恋心表す表現2つ使い、さらにそれを「deeply, truly, passionately」=「深く、本当に、情熱的に」と、副詞を連ねることで補強しているのですから。  

こういった表現を知っていると、言葉の節々に表れる細やかな感情が読み取れて、もっと映画を楽しめるかも知れませんね。  

本当に役立つ英語の本とは? デビッド・パーカー氏の『英語と仲直りできる本』をおすすめ!

  今、多くの大人が英語を身につけたいと考えています。

お仕事で必要な場合もあるでしょうが、海外旅行先で困らないためだとか、映画を字幕なしで見たいためだとか、そういった娯楽をもっと楽しむ目的の方もたくさんいます。

さまざまな理由から英語力が求められているのです。 そういう思いから、英語を勉強しようと一念発起した際、ほとんどの人が、まずは英語についての本を探して手に取ってみますよね。

しかし   本当に役に立つ英語の本はなかなか見つからないものです。 そこで、今回は私がおすすめする本をご紹介したいと思います。

 

『英語と仲直りできる本』by デビッド・パーカー

  さて、みなさんに推薦したいのは、デビッド・パーカー氏の『英語と仲直りできる本』という本です。

あらゆる日本人に共通する数々のミスを、1万人以上の日本人に教えてきたネイティブ講師が解説する」という触れ込みのもので、私は大学生の頃、英文法の授業で使っていました。     

  これがたいへん面白く分かりやすかったのです。 特におすすめしたいポイントは3つです。    

 

日本人が間違いやすい! 本当は危険な直訳の罠

  1つ目は、日本人が間違いやすいポイントを、その理由も含めて分かりやすく解説してくれているところです。

例えば、「直訳の間違い」について、パーカー氏は「私の家族は4人です。」という日本語を例に説明してくれています。  

英語で自己紹介をさせると、多くの学生がこんな英語を使うそうです。

My family is four people. (私の家族は4人です。)

日本語と英語を並べてみると、ひとつひとつ訳していけば両者は完全に一致します。

しかし、パーカー氏は、これは日本語に英単語を当てはめただけで、英文ではないといいます。

氏によると、この英文は文法的には合っていますが、こういう英語を使う人はネイティブにはいないのです。 確かに、言われてみればそうかも知れません。

ここで注目すべきは「is」というbe動詞でしょう。    

 

be動詞には前後の単語を「=」で結ぶという役割があります

  ですから「私の名前はメアリーです。」なら「My name(私の名前)」=「Mary(メアリー)」ということで、「My name is Mary.」となるのです。

しかしこの考え方だと、「My family is four people.」では、「My family(私の家族)」という言葉そのものが「4人の人(four people)」を示しているようになってしまいます。

  ですが、本当なら「私の家族」が「4人の人」なのではなく、「私の家族」の中には「4人の人」がいるのですよね。

では、正しくはどのように表せばいいのでしょうか? デビッドさんは中学2年生で習う簡単な表現を紹介してくれています。

「There are four people in my family.」(私の家族には4人の人がいます。)

「There+be動詞+A(人や物)+B(場所)」で「AがBにある(いる)」という存在を示す用法、「There構文」ですね。

家族以外にも、何らかのグループの構成員の数を表す「〜は○人です」という表現で「There構文」を使うというのは、使用頻度から考えてもしっかり覚えておいた方が良さそうです。  

I cut my hair yesterday

  他にも、「私は昨日髪を切りました。」という文も、直訳すれば「I cut my hair yesterday.」となりますが、これでは自分で髪を切ったことになってしまいます

 英語では「誰が」やったのかということは厳密に示さなくてはなりません。正しくは「have+AB」で「AをBしてもらう」という使役動詞の用法を使い「I have my hair cut.」となります。

このように、単純に日本語に英単語を当てはめていくだけの直訳では、不適切な英文を作ってしまうこともあるのです。

日本語は曖昧な表現が多いので、「厳密に言うとどうなるのか」を常に気をつけなければなりません。    

 

みんな知らないけど、知ってると簡単便利な「used to~」

  2つ目は、日本人では、すぐに出てこないけれど、覚えてしまえば簡単に使えるような表現を紹介してくれていることです。   私にとって、この本で最も参考になったのは「used to~」という表現の使い方です。 過去に何かを習慣的にしていたことを表す、非常に便利な言葉なのです。   例を出して説明しましょう。

「I used to play tennis.」(私はよくテニスをした。)

このように使うことができます。   おそらく「過去形と何が違うんだ」とお思いの方もいるでしょうが、過去形では「過去に1回やったこと」を示すことしかできません。

ですから、 「I played tennis.」 という英文では「私はテニスを(1度)しました。」という風に、過去に1度行ったということしか言えないのです。

もし過去形を使って過去の習慣を示すのであれば、文末に期間を表す言葉を添えて、「この期間の間やっていた」という意味にするしかありません。

「I played tennis when I was a child.」(私は子供のときテニスをよくしました。)

これならば過去の習慣を表せますが、いちいち文末に「when I was a child」などの文句をつけるより、はるかに「used to」を使った方が便利ですよね

これは日常的にも使える簡単な表現なので、ぜひ覚えてみてください。 この他にも、たくさんのすぐに使える表現が書かれています。    

 

英文の間違いだけじゃない! 文化の違いから生まれるくい違い

  3つ目は、文の正誤だけでなく、文化の違いによって生まれる言葉の違いにも触れていることです。

例えば、日本では「足が長い」というとたいていは褒め言葉として受け取られます。

しかし、パーカー氏の出身国イギリスでは、全体のバランスでスタイルの良い悪いを判断されるそうで、「足が長い」は時には欠点となることもあるということです。

「足が長すぎてバランスが悪い」と言われていたパーカー氏が、日本で「足が長い」と言われた時に素直にそれを認めると、「自分で言っちゃダメだよ」と笑われてしまったとか。

これはおそらく「痩せている」という言葉も同じなのでしょう。

「痩せている」=「褒め言葉」と考えて外国の女性に言ってしまうと、もしかしたら失礼な発言になってしまうかも知れません。 気をつけたいポイントです。

このような文化の違いによって生まれる戸惑いや誤解まで紹介してくれているので、実際に他国へ行ったり、外国人の方とコミュニケーションを取る際、とても参考になるのです。

英語を学ぶために、その助けとなる本は不可欠でしょう。 本当に身につく、実践的な内容が書かれている本として、私は『英語と仲直りできる本』をお勧めします。 

映画『 Mr.インクレディブル』から表現冠詞の「the」の使い方を考える。 「〇〇一家」の言い方とは?

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英語を勉強していると、よく見かけるけど実は使い方がイマイチ分からない、というものがありませんか? でも、あまりにも頻出しているので、今さら人には聞けない......。 中学1年生の時、初めて本格的に英語の勉強を始めた頃から出てきている冠詞の「the」など、その最もたる例ではないでしょうか。    そこで、ここでは、どのような時に「the」を使えばいいのか解説してみたいと思います。    

 

冠詞の「the」のポイント=「限定できるかどうか」を分数を使って考える

  さて、冠詞のポイントといえば、「限定できるかどうか」とよく言われています。 ですが、そもそもこの「限定できる」ということが、どういうことなのか理解できない、そんな方も多いのではないでしょうか?    それをすっきりと解決してくれるのが、分数を使った考え方です。分かりやすく、例えを使って説明しましょう。    

五人の生徒がいて、その内二人が100点をとったとします。

これを分数で表すと100点をとったのは2/5となり、どの二人が100点をとったか、限定、つまり特定できないですよね。 だから100点をとった生徒は「students」と表します。   ですが、もし五人全員100点をとったら、分数では5/5。 これであれば、誰が100点か特定できますね。この場合、英語では「the students」になります。    このように分母と分子が同数になると、可能性があるうちの全てを指すことになるので、特定できます。 そのため「the」がつくと判断できるわけです。逆に分母と分子の数が違えば、全ての内の一部を指すので特定できず、「the」は付かないとなります。   それでいけば「かわいい女の子」という日本語も、「a pretty girl」なら特定できていないので、「たくさんいるかわいい女の子の内の一人」となりますが、「the pretty girl」ならば特定できているので、1/1、つまり「一人だけのかわいい女の子」という意味になります。    もう少し違った例も考えてみましょう。AとBが会話しています。  

 

A:I heard you have a nice skirt. (あなたが素敵なスカートを持ってるって聞いたわ。)

B:My boyfriend bought me the skirt. (ボーイフレンドがそのスカートを買ってくれたの。)  

 

この場合、最初のスカートは、特に決まったものではなく、たくさんあるスカートのうちの1つを意味して「a nice skirt」となっていますが、一方でBの言っているスカートは、彼が買ってくれた、ただ一つのスカートなので1/1で「the skirt」となります。

   

『 Mr.インクレディブル』から考える「〇〇一家」の表現

  堅苦しい話になってしまったので、少し力を抜いて映画の話をしましょう。 2004年に『Mr.インクレディブル』という映画がありました。ピクサーが手がけたアニメーションで、スーパーヒーロー一家が大活躍する作品です。この映画の原題は『The Incredibles』。 よく考えるとちょっとおかしなタイトルですよね。もともと「incredible」は「信じられない」「驚くべき」などの意味を表す形容詞で、名詞と共に使う冠詞や複数形の「s」はつくはずがありません。 しかし、映画内で「incredible」は、邦題のように主人公の通称「Mr.Incredible」を意味します。 それに冠詞の「the」と複数形の「s」がついているということは、何を意味するのか......。  

先ほどの「the」の知識で考えてみましょう。

  「the」は可能性のある内のすべてを意味することになります。Mr.Incredibleはもともと一人ですが、今回の場合「The Incredibles」となっており、語尾に複数形の「s」がついています。 ということは、1人ではなく複数を意味していると考えられます。 では、Mr.Incredible以外にincredibleな人々とは誰でしょうか?   もちろん、Mr.Incredibleの家族をはじめとするスーパーヒーローたちです。 なので、ここでは「Incredibles」は登場するスーパーヒーローたちを指し、それに「the」がついているということは、「スーパーヒーローたち全員」を意味しているのです。    この考え方は、何もこの映画独自のものではありません。 英語で「〇〇一家」を意味する言葉も、同じような使い方をするのです。 例えば「田中さん一家」であればファミリーネームの「Tanaka」に「the」と複数形の「s」を付けて「the Tanakas」と表現します。 映画の原題は「〇〇一家」の表現になぞらえたものだったのですね。とにかく、「the○○s」で「○○一家」ぜひ覚えてみてください。    

 

まとめ

  冠詞の「the」はネイティヴでないと、なかなか理解しにくいもの。しかし案外分数で考えてみると、分かりやすくはなかったですか? 考え方に慣れてくれば、分数に変換せずとも、瞬時に冠詞を使い分けることができるようになるはずです。 それまでの補助輪として、この分数の考え方を利用してみてください!  

電子辞書の「一括検索」で、英語の意味をもっと深く感じてみよう

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英語の単語やフレーズを調べるときはどうしていますか?

電子媒体が現れる前には紙の辞書中心でしたので、今でもいつも紙の辞書を持ち歩いている人も多いことだと思います。

一方、紙の辞書より便利なので、電子辞書を愛用しているという人もたくさんいることでしょう。 

英語を勉強する場所をあまり選ばないという点で考えるならば、電子辞書を有効に利用してみてはどうでしょうか。

出張先や外出中に英単語やフレーズを手軽にさっと調べたいと思ったことはありませんか。

まさにこういうちょっとした調べ学習の時に威力を発揮するのが、電子辞書なのです。電子辞書をいつも携帯しておくことで、場所を選ばずに隙間時間にさっと調べものができるので大変便利です。

紙の辞書でも、携帯版の薄いものは収録語彙数が限られていますので、辞書の内容と手軽さからみても電子辞書の方が扱いやすいですね。

 

 

電子辞書の利点 

紙の辞書も便利だけれど・・・

紙の辞書にはそれなりの良さがあります。ぱらぱらとページをめくって、その周りの単語や図解などがさっと見れるのはとても良い点だと思います。

しかし、その紙の辞書はまさに1冊の中を行ったり来たりできるだけで、複数の辞書を同時に検索したりはできません。

英語学習上級者には少し物足りないかもしれません。

辞書にはその出版社、編集者などの思い入れが強く表れる傾向があるので、単語やフレーズの意味の説明の詳しさや、意味が表記されている順番が異なることも多々あります。

 

電子辞書を使う意味は?

できれば複数の辞書で意味の微妙なニュアンスをつかみたいという人には特に、電子辞書をおすすめします。

1冊の辞書を使って深く掘り下げようと思っても、掲載された例が少なかったり、説明が浅く、意味だけを載せている辞書では英語のニュアンスまでは汲み取ることができないでしょう。

紙の辞書もそれなりに良いと思うのですが、電子辞書では「一括検索」という機能が利用できます。

この「一括検索」を使うと、1冊の辞書だけではなく、電子辞書に収録されている辞書をすべて一回で検索することができます。

 

もちろん、インターネットを利用すれば、単語やフレーズを調べてこの一括検索ができるようになりました。

しかし、ネット環境が使えない場所では利用ができません。

軽い電子辞書を持ち歩けば、いつでもどこでも調べたいときに調べることができ、大変便利です。

「一括検索」を利用すれば、複数の重たい辞書を複数冊持ち歩く必要もありません。

 

 

電子辞書を使うとより効率的に英語を勉強することができる

私が利用している辞書は、セイコー製の辞書「SII SR-9003」です。 

この辞書には、英和、和英、英英など英語専門家用の辞書がかなりの冊数入っています。

もちろんそれぞれの辞書で詳しく調べることもできるのですが、それぞれの辞書を一度に開く感じで、すべてを検索する「一括検索」をよく利用しています。

ぜひこの「一括検索」を利用して、英語を英語としてのニュアンスで正確に習得しましょう。

1冊の辞書だけで調べても、使い方、使う場面などをよく理解できないこともよくあります。

こういう時こそ、電子辞書の「一括検索」を利用しましょう。

 

 

「一括検索」でより分かってくる、単語のニュアンスの例

例えば、「refuse」という単語を一括検索で調べると、下記のように複数の辞書から一気に意味を見ることができます。

 

<「refuse」を検索>

辞書(1)・・・(申し出など)をきっぱり断る、

辞書(2)・・・(依頼、要求、命令などを)拒絶する、

辞書(3)・・・~を断る

辞書(4)・・・to say that you will not do something that someone has asked you to do.

辞書(5)・・・to say firmly that you will not do something that someone has asked you to do

 

辞書(3)のように、「~を断る」という意味をもし知っているとすれば、どのように断るのか、どういう内容を断るのかを他の辞書で感じることができますね。

辞書(1)と(5)では、「きっぱり」という意味が見れますし、辞書(1)、(2)ではその断る対象となる内容が確認できます。

 

 

まとめ 

紙の辞書は、パラパラとページをめくって、調べている単語の周りの単語やフレーズをさらに見ることができます。

しかし、複数の辞書を使えばもっと英語のニュアンスを深くつかみやすくなります。

ぜひ電子辞書の「一括検索」機能を利用して、英語をもっと正確に身に着けましょう。

 

Kindle英語学習本「a big cheeseは大きなチーズではありません」の感想

 

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英語で物語を読んだり、会話をしていて、簡単な単語の組み合わせのフレーズなのに、「これってどういう意味?」と思ったことはないでしょうか。

日本語にもこういった表現はたくさんあります。

そのまま英語に直しても、「?」マークが頭に浮かび、意味が通じないものもあります。

 

例えば、以下のようなものです。

  • 棚からぼたもち
  • 足が棒になる
  • 骨を折る

こういったものを、日本語を全く知らない人に説明するときにはどう英語で説明しますか?

 

「棚からぼたもち」でしたら、「棚から、ぼたもちが落っこちてくること」などとは決して説明しないと思います。

その真の意味を英語で説明しますよね。

 

また、「足が棒になる」、「骨を折る」も同じように、「足」が棒になるわけはありません。足は足です。

 

「骨を折る」もそれ自体の意味と、もう一つ「苦労する」という意味があるのは、日本語ネイティブならばすぐに気が付くことです。

 

こういった表現を英語で考えてみると、いくつ思い浮かべることができますか?

 

「a big cheese」と聞いて、「大きなチーズ」以外の意味があるとネイティブと同じ感覚で知りたいならば、この本がおすすめです。

 

 

英語の表現を凝縮した1冊「a big cheeseは「大きなチーズ」ではありません」 

英語の表現には、表面所の意味だけでないものがたくさんあります。もっと身近に英語を感じるために、いろんな表現を集めた1冊を紹介します。

a big cheeseは「大きなチーズ」ではありません(牧野髙 著)

 辞書や翻訳などの経験豊富な著書である牧野髙さんが、上記で述べた英語のような、そのまま読んでも意味がわからない表現165フレーズを、面白くてためになる説明も交えて説明しています。

また、文庫本サイズですので、すぐに手にとって見やすい形態の本です。

 


本の構成 ※(  )はフレーズの数

  • 第1章 会話のキッカケを作る・会話を弾ませるフレーズ(29)
  • 第2章 ポジティブな気持ちを表すフレーズ(30)
  • 第3章 ネガティブな気持ちを表すフレーズ(32)
  • 第4章 ビジネスの場面で使えるフレーズ(30)
  • 第5章 カジュアルな場面で使えるフレーズ(44)


近年様々なフレーズの本が出版されていますが、この本の一番の特徴は、いつでも携帯して見られるところです。

出版者(ディスカヴァー携書)の名前にもありますが、片手に収まります。

英語表現を覚えるのは何も机の前だけでできるものではないのです。

 

忙しい合間にも、ちょっと鞄から取り出して、フレーズを覚えたり、確認したり、音読したり、上手に時間を使って練習したいものですよね。

もう一つの特徴として、5つのカテゴリーに分けられてはいますが、最初から順序よく読んでいっても楽しめる点です。

 

一般的な英語のフレーズや表現集は無味乾燥なものが多く、そのまま読み進めていくと眠気に襲われるような辞書的な構成の本が多数あります。

しかし、この本は携帯性も手伝ってか、まるで文庫本の小説を読んでいるように読み進めていくことができます。

 

例えば、第2章と第3章のつながり。

この2つの章は完全に相対する英語表現で、ポジティブな言い方だけではなく、その後にすぐネガティブなフレーズが収録されています。

人間は感情を持っていますので、それを英語でどう表現すればいいのかがよく分かる構成になっています。

 

もちろん、続く第4章と第5章が対になって構成されているのは言うまでもありません。

会社務めの方も気軽に読んで欲しいという著者の気持ちがよく伝わってくる構成となっています。

 

「ネイティブだけが知っている、学校では教えてくれないフレーズ」(表紙タイトルより)という、単純な単語の組み合わせが、奥の深い英語表現につながるきっかけになる本です。

 

 

紹介した本の情報

  • タイトル:a big cheeseは「大きなチーズ」ではありません
  • 著者:牧野髙
  • 出版年:2013年
  • ISBN:978-4-7993-1333-6
  • 出版:ディスカヴァー携書 
  • 本体価格:1000円